Bee's knees Farmers 《日本みつばちと共に暮らす》

ミツバチを通じて広く地域社会、環境、経済に貢献し、自然との調和、自然からの学び、自然からの恵みを大切にしています。

種まき

みつばちの蜜源確保として

お花畑を作ろうと思ってます。

 

ただ

花が咲けば何でもいいというわけではありません。

 

日本みつばちが好んで花粉や蜜を集めることが出来る

花を植える必要があります。

 

西洋みつばちと日本みつばちでは

蜜を集める花の種類や

その集め方にも大きく違いがあるのです。

 

 

西洋みつばちは外来種なので

日本固有の植物の花を一部スルーします。

日本みつばちは外来種の花を一部スルーします。

 

お互い育ってきた環境で好きな花の種類が違うようですが

西洋みつばちは1877年に商業目的で日本に導入されました。

 

約140年前から日本にいる西洋みつばちも

いい加減日本固有の花が好きになってもいい

世代になってると思うのですが・・・

 

「郷に入れば郷に従え」という

日本のありがたいことわざも

西洋みつばち達にはガン無視されているようで

 

DNAに刻まれた好きな花の種類は

いまだ変わらないようです。

 

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日本みつばちと西洋みつばちでは

蜜の集め方にも大きな違いがあります。

その違いは同じみつばちとは思えないほどです。

 

 

西洋みつばちは一種類の花の蜜を徹底して集めます。

 

集め終える頃は季節が変わり

また次の種類の花の蜜だけを集めるので

単花蜜と呼ばれています。

 

一般的に手に入るのは西洋みつばちのはちみつで

レンゲのはちみつやアカシアのはちみつなど

季節の花の蜜を味わうことが出来ます。

 

 

対して日本みつばちはいろんな花の蜜を一斉に集めてきます。

道端に咲く小さな花などからも好んで蜜を集めます。

 

日本みつばちのはちみつは百花蜜と呼ばれ

季節ごとに蜜の味に違いはあるものの

 

その地域特有のさまざまな野草から蜜をとるので

独特の風味豊かな味が楽しめます。

 

さらに毎年同じ時期に同じコロニーから採ったはちみつでも

その年によって全く味わいが変わってきます。

 

気温、湿度、日照時間などの変化

さらには昆虫や動物の個体数や行動範囲に

毎年変化があるように

 

日本みつばちが集める百花蜜は

その地域の自然が織りなす環境の変化で 

花の種類や咲く時期、数なども毎年変化するので

 

その年にとれたはちみつはその年にしか味わえない

たいへん貴重なものになるのです。

 

もしかしたら造られる年によって味が変わる

ワインと似ているのかもしれません。

 

 

 

話はだいぶそれましたが

今回蒔いた種は日本みつばちが好む花の種で

すべて秋蒔きの種です。

 

〇カタのタネで注文したのですが

商品到着までに10日ほどかかり

あやうく種まきの時期を過ぎるとこでした(笑)

 

花の種は

ローズマリー

キンギョクソウ

アザミ

オオテンニンギク

レッドクローバー

ナタネ

です。

 

花が咲く時期はそれぞれ違い

年間を通していずれかの花が咲いているように

種を選びましたが

 

寒い冬の時期に咲く花はあまりないので

冬の蜜源確保としてどの花がいいのか

まだまだ調べる必要がありそうです。

 

 

『May the nature bee with you』

 

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