Bee's knees Farmers 《日本みつばちと共に暮らす》

ミツバチを通じて広く地域社会、環境、経済に貢献し、自然との調和、自然からの学び、自然からの恵みを大切にしています。

ミツロウ作りワークショップを開催しました

日本みつばちの巣を間近で見て触れる機会はほとんどない貴重な体験です。

持ち上げてみるとその軽さにみなさん驚かれます。

 

f:id:do-one:20161221174830j:plain

 

壁の厚みは0.1mm、穴の深さは10~15mm

ミツバチたちはこの六角形のハニカム構造の巣に卵を産み、幼虫を育て、

ハチミツを貯蔵します。

 

f:id:do-one:20161221174910j:plain

 

ミツバチは腹部からミツロウを分泌すると、

そこに唾液を加えながら巣を作っていきます。

 

1gのミツロウを使って巣を作る作業には8gのハチミツを消費しています。

 

みつばちが一生で集めるハチミツの量は2g程度なので

世代交代を繰り返しながら作る蜂の巣はとても希少価値があるのです。

 

『May the Honey bee with you』

 

f:id:do-one:20161221175230j:plain

f:id:do-one:20161221175331j:plain

f:id:do-one:20161221175408j:plain

f:id:do-one:20161221175445j:plain

防寒対策

最近は寒いの暖かいの繰り返しですが

日本みつばちは在来種で日本固有のみつばちですから

寒さにも強い方です。

 

ですがやはり寒いよりは

暖かいに越したことはないでしょうから

巣箱に薄手の発泡スチロールを付けて防寒対策としました。

 

f:id:do-one:20170129110812j:plain

 

来年の春にはまた元気な姿を

見せてくれるといいのですが

 

『May the Honey bee with you』

遭遇

那珂川ではサルが出没し

畑などの被害も大きいと聞いていましたが

まさか本当に遭遇するとは思ってませんでした。

 

しかも結構な至近距離で

 

f:id:do-one:20170129105021j:plain

f:id:do-one:20170129104948j:plain

 

ニホンザルなんでしょうか?

よくわかりませんが野生なので結構怖いです。

 

遭遇現場近くのお父さんが害獣対策用のでっかい音のする花火を

サルめがけて放ったので逃げていきましたが

お父さんと少しお話をさせていただいたところ

寒くなってきたのでこれからサルも

食料を求めてどんどん人里まで下りて来る時期のようです。

 

数年前にはサル1匹退治につき報奨金5万というのも

あったようです。


なんにせよ
ミツバチの巣箱にちょっかい出さなければいいのですが


『May the Honey bee with you』

冬支度

那珂川のサイド2コロニーの様子を見に来ました。

約2週間ぶりでしょうか。

 

気温がだいぶ低くなっているので

飛んでいるみつばちも少なくなってきてます。

 

f:id:do-one:20161221173920j:plain

 

動きも気持ち緩慢になっているような感じです。

 

f:id:do-one:20161221174105j:plain

 

巣箱の下は金網になっているので寒い風が入ってこないように

今日は発泡スチロールで巣箱の下を塞いできました。

 

f:id:do-one:20161221174245j:plain

 

冬を越せるといいな。

 

『May the Honey bee with you』

貴重なハチミツ

荒平山のサイド1コロニーに給餌のため

はちみつを持って出かけました。

 

みつばちの餌は砂糖水が安上がりなので一般的です。

1:1で割ったものでいいとされています。

 

しかし、はちみつを餌としている理由は

そもそもみつばちが体内にあるインべルターゼという

消化酵素ブドウ糖と果糖に分解したものだからです。

 

みつばちは貯蔵したはちみつを消費して冬を過ごします。

 

砂糖水を餌としたときみつばちはもう一度体内で

ブドウ糖と果糖に分解するという労力が必要になるからです。

 

f:id:do-one:20161221170638j:plain

 

はちみつは約40%がブドウ糖、約50%が果糖からできています。

 

ブドウ糖と果糖はともに「単糖類」と呼ばれ

これ以上分解される必要がないため

体に入るとすばやく吸収されエネルギーに変換されます。

 

胃腸への負担も軽く脳へのエネルギー供給にも優れています。

脳のエネルギー源になるのはブドウ糖だけなのです!

 

f:id:do-one:20161221170811j:plain

 

みつばちは成虫になるとまずは掃除係りから始めます

次に育児→巣作り→貯蜜→門番→花粉、蜜集めと

大体このような感じで一生を終えます。

 

 

日本みつばちの寿命は約30日

一生で集める蜜の量はわずか約2g程度です。

 

日本人の年間はちみつ消費量が約300gなので

みつばち150匹が一生をかけて集めた分量になります。

大切に食さなければいけませんね。

 

『May the Honey bee with you』

想いをかたちにする

富士ゼロックスで九州 Lab FriendShip主催の

「みんなの想いをかたちにする」~ゆるく始めるみらいデザイン~にて

日本みつばちについてお話しする機会をいただけました。

 

f:id:do-one:20161121232652j:plain

 

 

『日本みつばちと共に暮らす』

街に住み都市で働きながらも日本みつばちとゆるく関わりあい

共存共生できる社会の実現というところから

 

みつばち後進国である日本の

社会的な問題解決や地域おこし、

循環型の生活の一部のなかで

 

セッションのテーマとして取り上げて頂き

ブレストするなかでいろんな方のご意見を伺い

とても有意義な時間となりました。

 

その他にも地域おこしや幸せについて

企業の組織論的なことなど

テーマ出しからそれぞれのグループに分かれ

年齢や組織の垣根を越えて

想いを伝え聴き合い共有できる場となっていました。

 

 

Bee's knees farmersでは引き続き

在来種である日本みつばちの保護と生息環境の改善や

社会的地位の向上と飼養率の向上のためにさまざまな場での

啓蒙活動、情報発信をしていきたいと思っています。

 

『May the Honey bee with you』

衝撃の事実

サイド1コロニーの様子見と給餌のため

10日ぶりに荒平山に入りました。

 

巣箱の中を覘いてみると

みつばちさんたちはほとんど

いらっしゃいません。

いよいよヤバいのか・・・

 

f:id:do-one:20161122101521j:plain

 

外に出ているみつばちは低空飛行で

うろちょろしたあと巣箱に戻っていきます。

花は咲いてないので蜜を集めているわけでもなく

雨上がりなので水分補給なのか?

 

不思議に思って観察してみると

ここでなんと衝撃の事実発覚です。

 

低空飛行のみつばち達は背丈が5cm程度の

雑草が密集している中に入っていき

なんと野草を食べているではありませんか!

 

f:id:do-one:20161122101606j:plain

 

しかも、ガシガシと結構な勢いで食べてます。

若い芽を選んで一心不乱に食べてます。

 

衝撃です!

 

みつばちが食べるものといえば

花の蜜と花粉だけだと思っていました。

 

樹液からプロポリスを作りはしますが

野草もプロポリスの原料なのか?

ただの食事なのか?

まだまだ研究課題が多いです。

 

f:id:do-one:20161122101836j:plain

 

『May the Honey bee with you』